2012/11/11 20:29
転載元
おしっこ爆弾魔と戦った話をする
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:38:24.93 ID:CXPB2fht0
つい先日会社に泥棒に入られて、そういえば昔こんなことがあったなって
思い出したので書いていく
特定されるのは勘弁だからいろいろと脚色してく
今となっては笑える話だから暇な人は読んでってくれ
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:40:31.26 ID:CXPB2fht0
- いちおう登場人物スペック
俺 当時入社して2年目くらいの新人 20歳男
Sさん 歴史や軍事が大好きで、いたってまともな人 30代男
Kさん 下ネタが大好きな人 30代男
Mさん 格闘技をやっていてガタイがヤバイ人、銭湯でヤ○ザ数人と裸一貫で戦ったことがあるらしい 30代男
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:39:27.35 ID:CXPB2fht0
- 数年前、真冬の忙しい時期に事件が起きた。
会社で今日も残業がと思いながらせっせと仕事をしていたら
外でバシャン!と水が壁にあたり弾ける音がした
うちの会社はアパートの事務所みたいな広い一階を借りていてすぐとなりに駐車場がある
先輩たちと一緒に何事かと外にでて確認しにいくと外が大変なことになっていた
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:43:00.15 ID:CXPB2fht0
- 俺たちが外に出ると雪が積もった駐車場に破れたビニール袋から黄色い液体が扇状に飛び出していた
すぐに小便だと気付き先輩方はただのいたずらだろうと、俺に掃除を任せ中に戻っていく
俺は糞寒い中、ホースを取り出して水をまいて周りを掃除した
俺もこの時は誰かがムシャクシャしてやったただのいたずらだろう思っていたが
これをキッカケに、おしっこ爆弾魔との戦いが始まる
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:44:14.62 ID:CXPB2fht0
- そんないたずらがあったことも忘れ、一週間くらいが過ぎた日
今日も忙しく、俺は残業をしていた
この時、俺以外の先輩達は別の場所にある建物に移動していてアパートで仕事をしていたのは俺だけだった
早く終わらないかなー、って思いながら作業をしていると
突然、会社の壁にバシャン!と、また水が弾ける音がする
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:45:19.89 ID:CXPB2fht0
- ビビった俺は椅子から転げ落ち、数十秒固まっていた
一週間前の事を思い出して起き上がり外に出てみると、今度は
会社の壁に飛び散った小便とビニール袋が張り付いていた
マジかよふざけんなと思いながらホースを出してまた寒い中洗い流す
掃除を終え、会社の中に戻った瞬間
また、破裂音が聞こえる
まさかと思い、外に出ると同じ場所に二発目のビニール袋が張り付いていた
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:46:40.73 ID:KYlgb2t/O
- どんだけ小便溜めてんだよ
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:46:51.58 ID:CXPB2fht0
- すぐに周りに目をやるがあたりに人の影はなかった
掃除をしていたら先輩たちが別の部署から戻ってくる
Kさん「あれ、俺君なにしてんの?」
俺「あ、Kさん・・・またおしっこの入ったビニール袋が・・・それも二回・・・」
Kさん「マジかwwwおしっこ爆弾またやられたの?www」
めちゃくちゃ爆笑するKさん
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:47:22.07 ID:CXPB2fht0
- 俺「笑い事じゃないっすよ、警察に言ったほうがいいんじゃ?」
Sさん「そのくらいじゃ警察呼んでも相手にされないでしょ、やった奴もさすがにもうしてこないだろ」
俺「それならいいんですけど・・俺、嫌ですよ糞寒いのに水かけて掃除するなんて」
仕事が忙しく、その時はみんながもう起こらないだろとなぜか思い、会社の中に入っていき作業をこなす。
残業は終電近くまで続いた
ようやく仕事を終え全員で帰宅しようと帰り支度をしていた時だった
また外で破裂音がした
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:49:03.83 ID:CXPB2fht0
- Mさん「てめぇコラァ!!」
突然のMさんの怒号に俺はかなりビビった
Mさんは叫んだ後すぐに外に出ていく
Mさんの声に驚いた俺達は遅れて外に出る
壁にはおしっこ爆弾が破裂し、飛び散っていた
Mさん「くそっ逃した。窓から人影が見えたんだ、あいつが犯人だ」
と、Mさんが言う
Kさん「またwwwおしっこ爆弾やられたのwww?もう爆弾魔じゃんそいつwww」
Kさんはまた爆笑していた
片付けるのは俺なんだから勘弁してほしかった
その日は終電も近かったのでざっと水をまいて帰る
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:49:43.08 ID:CXPB2fht0
- 次の日、会社に来てみるとドアが開いていた
あれ、昨日かけ忘れたかな?と思いドアノブに手をやるとドアに違和感を覚える
バールのようなものでこじ開けられた跡があったのだ
そして中に入ると異臭がする
社内がとてつもなく臭い。なんだこれ?と中にはいると足元でパシャンと音がした
???となり、足元を見てみると俺は黄色い液体を踏んでいた、すぐそばにはビニール袋、おしっこ爆弾である
そして先輩たちがやってきた
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:50:35.87 ID:CXPB2fht0
- S「おはよー、うわくさっ!なんだこれ」
K「くせーwwwどうした俺君漏らしたの?www床黄色いよwww」
俺「違いますよ・・・会社の鍵開けられて床に爆弾撒かれたんです・・・」
K「昨日の奴かよ・・・犯罪じゃん、警察呼ぼうよ」
一瞬でドン引きするKさん、Sさんはすぐに警察を呼んだ
その間俺はまた掃除をする羽目になった
すぐに警察が来て事情聴取がはじまる
俺たちは昨日と一週間前にやられたおしっこ爆弾のことを話す
警察「モノは取られてないようだし、巡回を強化しておくから鍵をちゃんとして帰宅するように」
と、まぁそんなもんかと思うような事を言われ俺たちは仕事をはじめる
昼休憩中にMさんがとんでもないことを言い出した
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:51:58.71 ID:hAW2C8zM0
- それでそれで
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:52:31.72 ID:CXPB2fht0
- Mさん「爆弾魔は絶対にまたやってくる。警察に頼んでも巡回を増やすだけだからあてにならない俺たちで犯人を捕まえてボコる」
俺「え・・・でも今仕事ヤバイじゃないですか、どうするんですか?」
Mさん「見張りを一人出す、みんな交代でやるんだ。一人なら他のやつが仕事をカバーできるから大丈夫だ」
犯人を捕まえる気満々のMさん、他の人達はあんまやる気がないがまた爆弾を投げられては困るので賛成した
Kさん「面白そうwww俺から見張りやるわwww」
と笑いながら仕事をサボりたいから一番最初の見張り役を買って出るKさん
そして、ちょうど仕事の納期が近く、徹夜作業が始まりそうだったので会社の24時間警備が始まった
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:53:03.43 ID:CXPB2fht0
- それから数日。あれから、爆弾魔の犯行はピタリと止んでしまった。
警察の巡回が厳しくなったからなのか、俺達が見張っていたからなのかおしっこ爆弾は投擲されることはなかった。
俺「もう爆弾魔現れないんじゃないですか?もう見張りはやらなくていいんじゃ?」
真冬の夜に缶コーヒーだけで3時間も一人で見張るのはもういやだったので俺はMさんに見張りをやめるように進言する
Mさん「馬鹿野郎!そういう油断が犯人に隙を与えるんだよ!」
と、まだまだMさんは犯人を捕まえる気でいた
俺は勘弁してくれと言いたくなったが、言うとボコボコにされるので言わないでおいた
Sさん「じゃあ、こうしよう。俺たちがあからさまに外で見張ってるから爆弾魔はこないんだよ」
Mさん「それなら、どうするんだよ?」
Sさん「外での見張りをやめる、犯人の武器はおしっこ爆弾だし、使えば必ず音がする。見張り役がドアで待機して音がなった瞬間飛び出していけばいい」
Mさん「わかった、その作戦で行こう」
作戦は変更され、温かい社内での見張りということになった
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:53:31.24 ID:CXPB2fht0
- 外から死角になるドア付近に椅子を設け、そこで見張ることとなった
暖房はあまり届かないが、外寄りはだいぶマシで缶コーヒーで十分しのげた
それからまた数日、爆弾魔が現れることなく社内公認のサボり時間である見張り役の時間になるとみんなが疲れを癒すように椅子に座っていた。
K先輩は全力で爆睡していた。もはや見張りの意味がなくなっていたのである
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:54:13.35 ID:hAW2C8zM0
- わっふるわっふる
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:55:34.55 ID:CXPB2fht0
- そして、爆弾魔との決着の日がやってくる。
俺の見張りの番が終わり、Sさんと交代する
Sさんは真面目で、見張りが形骸化していたにもかかわらずいつも木の棒を壁に立てかけ律儀に見張っていた
俺たちはもう爆弾魔が来ることはないと思っていた、あんなに息巻いていたMさんでさえもう諦めていた
しかしSさんは違っていたのだ
Sさんが見張りを初めて3時間が経過しようとし、Mさんと交代しようかとMさんに声をかけ立ち上がった瞬間
あの水が弾ける音がしたのだ
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:56:30.89 ID:CXPB2fht0
- Sさん「来た!」
Mさん「このやろう!!」
と一言叫びSさんは棒を持って外に出る
MさんもSさんに声をかけられて席をたちがっていたのですぐにSさんの声に対応し外に飛びだす
俺とKさんは反応が遅れながらも外にでる
外に出るとSさんとMさんが一人のホームレスみたいなおっさんを袋叩きにしていた
Mさんは倒れているおっさんの体に蹴りを入れまくり、Sさんは持っている棒でおっさんを叩きまくっていた
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:57:17.95 ID:CXPB2fht0
- Kさん「やべぇwwwどっちが犯人かわかんねwww」
俺「笑ってる場合じゃないですよ・・・早く警察!」
Kさんはそんな光景をみながらも爆笑していたので頭おかしいと思いながら
俺はすぐに会社に戻り、警察を呼ぶ
警察が来た頃には爆弾魔のおっさんはぐったりしており
まず最初にSさんとMさんが警察に取り押さえられ連れて行かれた
おっさんは救急車を呼ばれ、病院に搬送されていった
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 04:01:54.69 ID:CXPB2fht0
- こうして、爆弾魔との戦いに決着が着いたがSさんとMさんが警察に連れて行かれ
残った仕事を俺とKさんでやることになり、数日徹夜することになったときは
俺もおっさんに攻撃して捕まればよかったと思った。
爆弾魔のおっさんの言い分としては
うちの会社の騒音がうるさくてやった、ということらしい
確かにうちの会社の中には大型の切削機械があってデカイ音を連日出していたので
まぁ、そうだろうなと思った。
そういう事件があったからか知らないが、大型切削機械と一緒に俺たちは別の建物に移ることとなった
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 04:02:33.21 ID:CXPB2fht0
- 爆弾魔の話はこれで終わりだけど
会社の前にう○こされたり、移転した場所で現在にいたるまで
交通事故数十回、会社にトラックや車が突っ込むのが3回
ヤクザが移転したマンションに乗り込んできて最上階に住んでる人のことを聞き
最上階の部屋での発砲事件があったけど平和な会社だよ
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 04:03:41.81 ID:hAW2C8zM0
- なんだ取り立てて描くようなこともない普通の会社じゃないか
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 04:05:56.78 ID:CXPB2fht0
- >>29
そうだなw残業とかはかなりあるけどその分給料は出るからまだマシな会社だなw
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 04:08:07.12 ID:CXPB2fht0
- 久しぶりにこんなに長文かいたから疲れた寝る
みんな戸締りはきちんとしておけよ
あと窓ガラスに注意な
窓ぶち割られて泥棒に入られたから
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 04:20:25.22 ID:vQRMJUSD0
- >>32
治安悪いね
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 04:25:47.14 ID:2TfWQ/Wj0
- 乙!!面白かったわ
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/11(日) 03:42:27.48 ID:Dhmq1DSc0
- おま○こ爆弾魔だったらもっと伸びてた
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